ファットリア オルマンニ ファットリア オルマンニ

【蔵名】 ファットリア オルマンニ
【所在地】 トスカーナ州シエナ県ポッジボンシ
【創業】 1818年
【オーナー】 パオロ=ブリーニ
【ディレクター】 ロッコ=ジョルジョ
【コンサルタント】 パオロ=サルヴィ

ファットリア オルマンニはキアンティクラシコエリア西部、ポッジボンシからバルベリーノヴァルデルサに位置するワイナリーです。
オルマンニ家の歴史は古く、13世紀のダンテの『神曲』にもその名が登場します。その後、戦争によりオルマンニ家がフィレンツェを追放されると、スカラッティ家、メディチ家の統治を経て、19世紀に現在のオーナーであるブリーニ家の所有となります。

現在のカンティーナは1914年に作られたもので、1924年にキアンティクラシコのコンソルツィオが発足された時の創設メンバーでもあります。
1960年代にはサンジョヴェーゼの巨匠・ジュリオ=ガンベッリ氏をコンサルタントとして招き入れ、サンジョヴェーゼに重きを置いたワイン造りに注力しました。

国際品種が持て囃された1990年代のスーパータスカンブームとは距離を置いたため世界的注目度は上がりませんでしたが、土着品種葡萄に注目が集まるようになった近年、サンジョヴェーゼのポテンシャルをピュアに表現するワイナリーとして注目され始めました。

2010年にはサンファビアーノカルチナイアのディレクターを務めたロッコ=ジョルジョ氏が加入。
ロッコ氏はガンベッリ氏の「今までポテンシャルを発揮しきれなかったこの土地の実力を形にしてほしい。」という遺言に従い、恵まれたテロワールを最大限に生かすため、ガンベッリ氏の一番弟子であるパオロ=サルヴィ氏と共に、畑の手入れ、醸造所の管理などの改革を進めています。
バランスを重視したクラシカルなワインは今後、更なる進化を遂げようとしています。

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ワインリスト


キアンティクラシコ オルマンニ キアンティクラシコ オルマンニ
CHIANTI CLASSICO ORMANNI

バルベリーノヴァルデルサの平均樹齢40年の葡萄を選抜。ステンレスタンクで醗酵、大樽とバリックで12か月熟成。
クラシカルなスタイルのキアンティクラシコ。

サンジョヴェーゼ100%
キアンティクラシコ リゼルヴァ ボッロ デル ディアヴォロ キアンティクラシコ リゼルヴァ ボッロ デル ディアヴォロ
CHIANTI CLASSICO RISERVA BORRO DEL DIAVOLO

最高条件の畑『ボッロデルディアボロ』『モンティニャーノ』の葡萄のみを使用。
ステンレスタンクで醗酵後、バリックで12か月熟成。
しなやかな酸がタンニンと混ざりあい、しっかりとした余韻の長さを感じます。

サンジョヴェーゼ100%
キアンティクラシコ グランセレツィオーネ キアンティクラシコ グランセレツィオーネ
CHIANTI CLASSICO GRANSELEZIONE

良い条件の畑から良年のみ長期熟成に向いた葡萄を選抜。
ステンレスタンクで醗酵後、バリックで12か月熟成、その後瓶熟。
華やかな高級感のある香りで上品な質感がワインのレベルの高さを感じさせます。
年産約2500 本。

サンジョヴェーゼ100%
ユリウス IGT ユリウス IGT
JULIUS

ジュリオ=ガンベッリ氏に捧げ、彼のニックネームをつけたスーパータスカンスタイル。
ステンレスタンクで醗酵後、バリックで15か月熟成。
伝統的ワインとは一線を画したセパージュながらオルマンニらしさを感じられる完成度の高い1本です。
年産約3000 本。

サンジョヴェーゼ60% / メルロ30% / シラー10%
カナイオーロIGT カナイオーロIGT
CANAIOLO

キアンティクラシコの補助品種として使われることが多いカナイオーロを2012年から試験的に単一で醸造しています。
ハツラツとした酸と果実味が特徴の1本です。
年産約2000本。

カナイオーロ100%